ゲームブログを始めたばかりの頃、「記事ネタが思いつかない」「何を書けばいいのかわからない」と手が止まってしまうことがよくあります。しかし、実はネタはあなた自身の中に眠っていることがほとんどです
プレイ中に「ここ分かりづらいな」「他の人はどうしてるんだろう」と感じた経験は、同じように悩んでいる読者にとって貴重なヒントになります。逆に、うまくいったプレイ方法や、偶然発見した攻略法も、有益なネタになります
ゲームブログの強みは、“体験ベースの情報”を発信できること。データや攻略サイトには載っていない「実際にやってみた感想」「意外と見落としがちなポイント」を伝えることで、読者にとって役立つ記事が書けます
この記事では、あなたのプレイ経験をどうやって記事ネタに変えていくかを、具体的なステップで解説していきます
この記事でわかること
- 大手ブログと個人ブログの違いと、それぞれの強み
→ なぜ大手が扱うネタと個人が扱うべきネタは異なるのか、SEOの観点から解説します - 読者が本当に知りたい情報の見つけ方
→ 「楽しい」だけで終わらない、“検索される記事”にするためのヒントが得られます - 自分のプレイ体験をどうやって記事ネタに変えるか
→ 日常のプレイをブログネタにする具体的な考え方や視点を紹介します - 筆者が実践しているネタ探しの考え方とコツ
→ 情報の少ない部分をどう見つけるか? 他人と差をつける着眼点をお伝えします - 記事ネタを効率よくストックする方法
→ 忙しくても続けられるネタの蓄積テクニックを紹介します
大手ブログと個人ブログの違いとは?
ゲームブログとひと口にいっても、企業が運営する大手サイトと、個人が運営するブログでは立ち位置も得意分野も大きく異なります
自分がどんな情報を、誰に向けて発信するかを考えるうえで、この違いを理解しておくことは非常に重要です
大手サイトが強いジャンルとは?
大手サイトは、最新情報・公式発表・ランキングなどの速報性と網羅性に強みがあります。チーム体制で記事制作をしており、攻略情報の更新スピードが速く、検索ボリュームの大きいキーワードでも上位を獲得しやすいのが特徴です
たとえば「◯◯の最強キャラランキング」や「アップデート情報まとめ」などの情報は、大手のほうがリソースも人手もあり、読者からの信頼性も得やすいです

個人ブログが勝ちやすいネタとは?
一方で、個人ブログが活躍できるのは実体験に基づいた具体的でニッチな内容です。大手が拾いきれないような細かな疑問や、特定のプレイヤー層に刺さる悩みを掘り下げることで、検索上位に表示されやすくなります
例としては、以下のようなテーマが挙げられます
- 「〇〇のステージ3で詰まったときの対処法」
- 「初心者が知らずに損しがちな設定ミス」
- 「子どもと一緒に◯◯をプレイしてみた感想」
こうした記事は、大手サイトよりも読者の視点に近く、検索者の“困りごと”にフィットするため、クリックされやすくなります
経験ベースの情報が求められる理由
Googleが評価するサイトの指標のひとつに「E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)」があります。中でも個人ブログにおいて最も活かしやすいのが“経験”です
「実際にやってみてどうだったか?」という一次情報は、信ぴょう性が高く、他と差別化しやすいコンテンツになります
たとえ検索数が少ないキーワードでも、ニーズに合致すれば十分にアクセスは見込めますし、信頼される記事は自然とシェアや再訪につながっていきます
読者は何を知りたいのか?
「ゲームブログを書く」と聞くと、多くの方が“自分の好きなことを書く”というスタンスになりがちです。しかし、アクセスを集めたいのであれば、“読者が知りたいことを書く”という視点が必要不可欠です
検索される記事とは、読者の「悩み」や「疑問」に寄り添い、わかりやすく解決してくれるものです。この視点を持つことで、あなたのブログは確実に変わっていきます
「ゲームの楽しさ」より「役に立つ情報」
日記のように「楽しかった」「面白かった」と書く記事も、ブログとしてはアリですが、それだけでは検索流入にはつながりにくいのが現実です
たとえば、「このステージ、ボス戦が激ムズ!」という感想を書くだけでは弱いですが、「このボスに勝つための立ち回り」「おすすめの装備3選」など、読者の行動につながる情報を加えることで、価値ある記事になります。
読者はゲームの“感想”ではなく、自分のプレイに“役立つ情報”を求めて検索している——この違いを意識するだけで、ネタの方向性がはっきりしてきます
検索されやすい具体的な悩みとは?
読者が検索する内容には、以下のような具体的な悩みが多くあります
- このアイテム、どこで手に入るの?
- 課金しないと進めない?
- 〇〇ステージのクリア方法は?
- 操作が難しい…何か設定で変えられる?
- 子どもと一緒に遊ぶにはどのゲームが向いてる?
このように、読者は「困っている」「迷っている」ことをキーワードにして調べています。そのため、自分がプレイ中に直面した問題や、疑問に感じた点を丁寧に掘り下げて書くことで、読者の検索ニーズに応えることができます
初心者や親世代が求めている情報例
最近では、ゲームプレイヤーの層も多様化しており、「初心者」や「親世代」からのアクセスも無視できません
たとえば、以下のようなネタは意外と需要があります
- 小学生の子どもがやっているけど、このゲームって安全?
- はじめて〇〇をプレイするけど、最初にやるべきことは?
- 英語が多くて難しい…日本語での進め方は?
これらは自分が実際に体験したからこそ書ける内容であり、同じ立場の読者にとって非常にありがたい情報です。
特に「自分が検索したけど、いい記事が見つからなかった」経験こそが、最も強い記事ネタになります
プレイ経験を記事ネタに変える3つの視点
「自分の体験をどう記事にすればいいかわからない」という方に向けて、プレイ経験をブログネタに変えるための3つの具体的な視点をご紹介します。日々のプレイ中に意識するだけで、自然と“書けるネタ”が増えていきます
①「困ったこと」をメモする
ゲーム中に「ここどうすればいいんだろう?」と立ち止まった瞬間は、まさにネタの宝庫です。調べて解決したなら、その過程こそ記事になるヒントです
- クエストの進行方法が分かりづらかった
- UIの設定でつまずいた
- キャラクターの成長システムが複雑だった
といった場面は、他のプレイヤーも同じように悩んでいる可能性が高く、検索ニーズもあるため、SEO的にも強いテーマになります
②「試してよかったこと」を言語化する
あなたがプレイ中に「これ、やってみて正解だった!」と感じたことも、立派な記事ネタになります。成功体験は説得力があり、読者の行動を後押しする効果もあります。
- この装備でボスが楽になった
- この順番で進めたら効率よくレベルアップできた
- 設定をこう変えたら操作がしやすくなった
など、「具体的な手順+その結果どうなったか」をセットで伝えると、読者の満足度も高まります
③「自分だけが知っている情報」を掘り出す
自分だけが偶然気づいたこと、試してみて初めて分かったことは、他のサイトに載っていない“オリジナルコンテンツ”になります
- バグっぽいけど便利な小技
- 開発者の意図が透けて見える仕様のクセ
- 意外と使える隠れキャラの活用法
といった、自分だけの発見や視点は、他のブログとの差別化ポイントになります
小さな気づきでもいいので「これ、他の人も知りたいかも」と思ったら、ぜひ書き留めておきましょう
筆者が意識している記事ネタの見つけ方
ここでは、実際に筆者(私)がゲームブログを書くうえで意識しているネタ探しの視点を紹介します。大切なのは「検索する人の気持ちになってみること」と「他のサイトが拾っていない部分を探すこと」です
情報が少ない・解説がわかりにくいポイントを狙う
攻略サイトや公式情報ではカバーしきれない、情報の“すき間”を埋めるのが個人ブログの強みです
たとえば、次のような場面が狙い目です
- 情報が英語でしか出てこない
- 解説がざっくりすぎて初心者には難しい
- 最新のアプデで仕様が変わっているのに、記事が古いまま
こうした点に気づいたら、自分で調べて丁寧にまとめるだけで価値のある記事になります。「検索しても見つからなかったから、自分で書く」がベストなスタートです
「古い記事に書かれていないこと」に注目する
多くの検索ユーザーは、新しい情報を求めています。だからこそ、「既存記事にない要素を補完する」という意識でネタを探すのも効果的です
- 昔の記事では未対応の新キャラ・新要素について書く
- 同じ内容でも、より初心者向けにわかりやすく解説する
- 他の記事と比べて、画像や例が豊富で読みやすい構成にする
こうした「+α」の視点を取り入れることで、SEOでも上位を狙える可能性が出てきます
コメントやレビューをヒントにする
ゲームの公式掲示板、レビュー欄、SNS、YouTubeのコメント欄などには、ユーザーの“リアルな疑問”や“つぶやき”が集まっています
たとえば、「このステージ難しすぎ」「この機能の使い方がよくわからない」といった声は、まさにニーズの種です。それを拾い上げて、丁寧に解決してあげる記事を書けば、検索ユーザーの悩みにドンピシャで応えることができます
常に「読者のつまずきポイントはどこか?」という視点を持っておくと、自然とネタは見つかります
実際にネタをストックする方法
記事ネタは思いついたときに書き留めておかないと、いざ記事を書こうとしたときに忘れてしまいがちです。ここでは、筆者が実践している「ネタのストック方法」を3つご紹介します。続けやすく、効率的にネタを蓄積する方法です
日々のプレイログを残す
プレイ中に感じたこと、困ったこと、驚いたことを簡単なメモとして残しておくのがおすすめです。ゲームノートや専用アプリなどに「日時」「状況」「自分の感想」を記録しておくだけで、後からネタのヒントになります
- 7/20:○○のボス、近接だと厳しい → 遠距離+回避重視でやっと勝てた
- 7/21:イベント中に入手した限定アイテムの効果が強い(詳細調べる価値あり)
こうした“自分用メモ”があると、後から振り返って記事化しやすくなります。
スクリーンショットの活用
プレイ中に気になった場面や役立ちそうなシーンは、スクリーンショットで保存しておくと便利です。画面を見ればその時の状況を思い出しやすく、ブログ用の画像素材としてもそのまま活用できます。
- アイテムの入手場所
- ステージのマップ構成
- UI設定やオプション画面
など、「文字だけでは伝わりづらい場面」を画像で補うことで、より説得力のある記事に仕上がります
ネタ帳・メモアプリの活用術
スマホやPCのメモアプリを使って、思いついた瞬間にサッと記録する仕組みを作っておきましょう。特に以下のようなアプリがおすすめです
仕事中に思いついたことは手帳等に記すようにしています
思いつきや気づきを“見える形”で残す習慣が、長く続くブログの土台になります
あなたの体験が、誰かの役に立つ
ゲームブログを始めたばかりのとき、「自分なんかが書いても意味があるのかな?」と不安になることはあるかもしれません。でも、実際は“あなたにしか書けない体験”こそが、誰かの悩みを救うヒントになります
自分が困ったこと、うまくいったこと、気づいたこと——それらは、過去の自分と同じように困っている人が、検索している情報そのものです
ブログに必要なのは「特別な経験」ではなく、「等身大のプレイヤーとしての視点」です。
✅ 誰でも始められるネタ探しのコツ(おさらい)
- 「困ったこと」「試してよかったこと」はすべてネタになる
- 大手が拾わない“ニッチな疑問”にこそ個人ブログの価値がある
- 読者は“役に立つ情報”を求めて検索している
- ネタは忘れないうちにメモしておくことが重要
- 自分の気づきは誰かの「ありがとう」につながる
最初はアクセスが伸びなくても、1つひとつの体験を丁寧に記事にしていくことで、確実に“検索に強いブログ”へと育っていきます。あなただけのプレイ体験を、ぜひ今日からネタとして発信してみてください。
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